日本ケベック学会 ブログ

AJEQ(Association Japonaise des Études Québécoises)blog

05
2017

ケベック映画 上映情報

ケベック映画 上映情報
杉原賢彦

ケベック映画が2本、相次いで上映されます。
現在、上映中の『天使にショパンの歌声を』に続き、2月からは待望のグザヴィエ・ドラン作品『たかが世界の終わり』が公開。

それぞれの作品情報は以下の通りです。

◇『天使にショパンの歌声を』(La Passion d'Augusitine)
 1月14日より、角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAで上映中
 (2015/カナダ映画/カラー/103分/配給:KADOKAWA)
 監督:レア・プール/原案・脚本:マリー・ヴィアン
 出演:セリーヌ・ボニエ、リサンドル・メナール、ディアーヌ・ラヴァレほか
 公式サイト: http://tenshi-chopin.jp

【物 語】1960年代後半、静かなる革命が進行しつつあったケベック州に存在した、修道院が運営する寄宿学校が舞台。当時のケベック社会は、修道院経営が立ち ゆかなくなりつつあり、修道院をとりまとめる総長と寄宿学校の校長オーギュスティーヌとの対立、さらに音楽の才能に恵まれながらも問題を抱えたオーギュス ティーヌの姪アリスとの関係、そして当時のケベック社会の変化などが織り込まれ描かれてゆく。


◇『たかが世界の終わり』(Juste la fin du monde )
 2月11日より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA ほかにてロードショー公開予定
 (2016/カナダ=フランス合作映画/カラー/99分/配給:ギャガ)
 監督・脚本:グザヴィエ・ドラン/原作:ジャン=リュック・ガルス
 出演:ギャスパー・ウリエル、マリオン・コティヤール、レア・セドゥ、ヴァンサン・カッセル、ナタリー・バイほか
 公式サイト: http://gaga.ne.jp/sekainoowari-xdolan/

【物 語】作家として成功を手にしたルイは、12年ぶりに故郷へ帰還を果たす。34歳、まだこれからであるはずの彼の帰郷は、自らの死を告げるためのものでも あった……。母との愛憎、兄との確執、成長した妹との再会、ルイの心は烈しく揺れ動き、忘れていたはずの家族の絆がからまり合う。昨年、カンヌ映画祭でグ ランプリを受賞した話題作であり、ケベック人であるドランがフランスで撮った注目作。

天使にショパンの歌声をたかが世界の終わり
左:『たかが世界の終わり』/右:『天使にショパンの歌声を』
関連記事
スポンサーサイト



Tag:ケベックAJEQ映画

0 Comments

Leave a comment